Avid Studioによるコマ撮り映像制作。スタビライズを使った実写合成

概要

ストップモーション機能を使い、Avid Studioでコマ撮り映像の制作をしました。 その経過として、今回はAvid Studioでの手ぶれ感のある風景素材とコマ撮り素材の合成を検討します。


方法

1 ビデオをパソコンにつないでAvid Studioを起動、あらかじめビデオ(Canonのivisを使いました)で撮影してきた素材をキャプチャーしました。 実写風景素材とコマ撮り素材です。風景素材は手ぶれしています。↓



コマ撮り素材は合成しやすいように、手ぶれ感なしでブルーバックで撮影しました。↓


2 コマ撮り素材を合成するために、スタビライズ機能を使い風景素材の手ぶれを取りました。



3 そのスタビライズした素材にコマ撮り素材を重ねました。↓


4 この合成映像をムービーとして出力し、読み込みなおしたものにパン&ズームエフェクトを使って元の手ぶれ感を再現しました。 これで手ぶれ間のある合成映像ができました。


5 ビデオで環境音を取ってあったのでそれを加えました。


Avid Studioでのスタビライズは細かい設定はありませんが、その分簡単に使えるので、簡単なコマ撮りとの合成に便利でした。

スタビライズの計算をする領域を指定したりはできないので、 映像に風でなびいてる草や水や車など動いてる部分があるとうまくいかないこともありますが、 その場合は省きたい部分をブルーバックで隠して撮影するなどの工夫で解決できました。

今回はコマ撮り映像で合成をしましたが、3DCGの素材でも同様にできます。

自然な手撮りのカメラワークと、コマ撮りやCGを合わせるのは機材がないと難しい技術だと思うのですが、 簡単なものであればAvid Studioで作れます。 是非トラッキングの機能もほしいです。

次回は、音入れとモニター作品1本目の完成です。


今回作成した動画です↓。(表示されない場合はブロックされているコンテンツを許可にしてみてください)


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